YAO

Works

《かんぱち・いちろく》アートキュレーション

「物語の入り口へ連れていく」作品を列車内に設置

JR九州の新たな観光電車《かんぱち・いちろく》に設置するアート作品のキュレーション

【事業運営期間】

2023年4月〜2024年3月

【事業概要】

『福岡・大分デスティネーションキャンペーン』に合わせ、JR九州が『ゆふ高原線の風土を感じる列車』をコンセプトにしたデザイン&ストーリー列車《かんぱち・いちろく》を新たに造成。
目玉となる車両内のアートのキュレーション、制作管理を当社が行なった。
https://www.jrkyushu-kanpachiichiroku.jp/

【キュレーションコンセプト】

「物語の入り口へ連れていく」

久留米の織物、うきはの生活雑貨、日田の木工品、別府のアート…。
ゆふ高原線はものづくりに取り組む人々が多く住まうエリア。
その地ならではの素材やテーマと出会い、適切な技術を駆使し、見えなかったものを形にする彼らは、地域文化の更新を担うひと。
優れたアートは日常の中で閉じてしまった想像力の扉をひらいていく。
例えばそれは、車窓から見える風景の向こう側で起きているかもしれない物語を空想すること。
物語が色を持って動き始めるために、アートは道先案内人となってその入り口に連れていく。

[選定基準]
  ◎ 沿線の風景や文化にインスピレーションを受けた新作であること
  ◎ より自由に想像力が喚起されることを手助けする作品であること
  ◎ 福岡や大分に縁があり将来が期待できるアーティストであること

【クレジット】

クライアント|JR九州
車両デザイン|株式会社IFOO
キュレーション|山出淳也(Yamaide Art Office 株式会社)
器|株式会社トライ・ウッド
オリジナル日本酒|八鹿酒造株式会社
アーティスト|
天野百恵、生島国宜、オレクトロニカ、柏木 菜々子、キャビンカンパニー、国本泰英、柴田七美、坪山 小百合、三津木 晶、山室淳平(五十音順)  10名・24作品
運行ルート|
全席グリーン席のD&S列車特急「かんぱち・いちろく」は、博多~別府間を約5時間かけて1日片道1便運行 ※木曜日運休
特急かんぱち号 博多⇒由布院・大分・別府 ※月・水・土
特急いちろく号 別府・大分・由布院⇒博多 ※火・金・日
料⾦|⼤⼈1名あたり 18,000円~23,000円(お⾷事付き)

写真提供:JR九州