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Works

in BEPPU

1組のアーティストによる個展形式の芸術祭

『Sky Mirror』/ アニッシュ・カプーア ©Anish Kapoor 撮影:表 恒匡 提供:混浴温泉世界実行委員会
『Void Pavilion V』外観 / アニッシュ・カプーア ©Anish Kapoor 撮影:表 恒匡 提供:混浴温泉世界実行委員会

大分県別府市に毎年1組のアーティストを招聘し、地域性を活かしたアートプロジェクトを展開する個展形式の芸術祭

【事業運営期間】

2016年〜2021年
※BEPPU PROJECT代表理事としての実績

【事業概要】

ビジョン設計・財源構築(予算建付・説明資料や申請書作成)・企画立案・アーティストとの交渉・作品の選定・運営組織管理等を行なった。

アニッシュ・カプーア IN 別府(2018)

『in BEPPU』 とは国際的に活躍する1組のアーティストを招き、地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭です。
今回招聘するのは、現代美術の分野において最も重要なアーティストの1人として国際的に注目されているアニッシュ・カプーアです。ロンドンオリンピックの記念モニュメント制作 (2012年) やヴェルサイユ宮殿でおこなった個展 (2015年) など、ダイナミックな作品で知られていますが、その根幹には仏教やインド哲学などの東洋的世界観が感じられます。
「表と裏」 「陰と陽」 など対極にあるものが共存する彼の作品は、シンプルな形と独自の素材の選択によって私たちに広い視野と深い思考をもたらします。
本展では、山と海の間に位置する別府公園を会場に、3つのプロジェクトを展開します。まるで宇宙空間のような無限の闇が広がる 『void the pavilion (仮) 』 と、大地や身体の内側から湧きあがるエネルギーを感じさせる作品群で構成される企画展 『コンセプト・オブ・ハピネス』 、そしてこれらを繋ぐ存在として 『Sky Mirror』 を位置づけます。空を地上にもたらす大きな鏡は、無限の広がりと内なるものを繋ぐ扉のように感じられることでしょう。地球のマグマ活動によって熱せられた地下水が湯や蒸気となって空へと昇り、雨となり再び大地に還る、そのような別府が持つ特性を捉え本展は企画されました。
アートは自由なものの見方や考え方をもたらし気づきを与えます。私たちの知覚を揺るがすようなアニッシュ・カプーアの作品体験によって、みなさんを無限の想像の旅へと誘います。
[ Webサイト ]https://inbeppu.com/2018

関口 光太郎 in BEPPU(2019)

『関口光太郎in BEPPUでは、幅およそ15メートル、奥行き25メートルの作品を市民とともに制作し、トキハ別府店に展示する。これは関口さんにとって過去最大の規模だという。関口さんは群馬県前橋市出身。幼少期から新聞紙とガムテープを用いた制作を始め、2012 (平成24) 年には第15回岡本太郎賞を受賞した。山出淳也総合プロデューサーは「アートは、自由なものの見方や考え方をもたらし、異なる視点の存在に気づかせてくれる。創作の喜びや発見の機会を提供し、豊かな人生の実現に寄与していきたい」と話している。『in BEPPUは、毎年、国際的に活躍する1組のアーティストを別府に招聘し、地域性を活かしたアートプロジェクトを実現する個展形式の芸術祭。今年で4 目。鑑賞は無料。
[ Webサイト ]https://inbeppu.com/2019#

廣川玉枝 in BEPPU(2021)

国内有数の温泉地、大分県別府市に毎年1組のアーティストを招聘し、地域性を活かしたアートプロジェクトを展開する個展形式の芸術祭『in BEPPU』。6回目を迎える本年は、服飾デザイナーの廣川玉枝を招聘します。
日常生活が大きく変化し、先行きを予測できないこの時代に必要とされるものとはなにか。そこで廣川が見出したテーマは「祭」です。自然の恵みに感謝と祈りを捧げ、豊かで平穏な未来を願う「祭」は、パンデミックや災害、環境問題など、さまざまな課題を抱えるこの時代を力強く生き抜くための活力となるでしょう。時間、場所、人、さまざまなものを未来へと繋げていくために、新たな「祭」をここ別府で市民とともにつくりあげます。廣川がとりわけ別府の地嶽に感銘を受けたことから、噴気が沸き立ち大地のエネルギーを直接肌で感じられる鉄輪温泉街をメイン会場として『廣川玉枝 in BEPPU』を開催いたします。
[ Webサイト ]https://inbeppu.com

【クレジット】

主催|混浴温泉世界実行委員会(事務局:NPO法人 BEPPU PROJECT)
総合プロデューサー|山出淳也 (NPO法人 BEPPU PROJECT)

関口 光太郎 in BEPPU 撮影:久保貴史 ©️混浴温泉世界実行委員会

廣川玉枝 in BEPPU photo by Takeshi Hirabayashi ©︎混浴温泉世界実行委員会