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platform

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実施期間:2008〜2017年
※BEPPU PROJECT代表理事としての実績

商店街の空き店舗率が課題の別府市中心市街地活性化の一環として、8つのリノベーションスペースを造成した。駅のプラットフォームのように多様な人々が行き交い、交流する場へと成長することを願い『platform』と名付けられたこの事業において、山出は、本事業の立案から賃料の交渉、契約書作成、イベント企画や運営管理を行った。当初この事業は4年間で終了する予定だったが、商店街関係者からの要望によって約10年間継続する取組みとなった。事業終了後も別の店舗がこの場所に入居、継続的に活用している。

『platform01』外観
『platform02』外観
『platform04 SELECT BEPPU』外観
(撮影:SachiyoAndo)

『platform』を会場にアートをはじめとした多彩なイベントを仕掛け(年間約600企画実施。別府市による費用の拠出は全体の約5%)、それらの活動により中心市街地に新たな賑わいが生まれた(平成24年度は35,322名が『platform』に訪れた)。その結果、一時期中心市街地の7つの商店街のうち5つで空き店舗が0になった。

また、『platform』が生まれたことによる副次的な効果として、民間の手で飲食店のチャレンジスペース『PUNTO PRECOG』が誕生したことは特筆すべきことである。期間限定の貸し出しを行うこのチャレンジスペースが果たしている別府への最大の貢献は、借主の多くが事業後に中心市街地に別の店舗を構え定着していくことにある。

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